私の師匠でもある中村拓志さんの西武球場前駅近くの狭山湖畔霊園に行ってきました。

管理棟から礼拝堂までお施主様がご親切にご案内いただけました。まるで設計者が計画意図を説明するかのように、細かく設計の詳細を現場の過程を含めてご説明いただきました。このプロジェクトがいかに施主、設計者、施工者が一体になって完成されたものか、このお施主様の建物への愛着ある案内からも伝わってきました。

私がNAP建築設計事務所のOBであることを伝えると、「お帰りの際には建物の感想を書いてください。」とのお願い。この感想は中村さんへ届けられるそうで、へたなことは書けないとちょっと緊張(笑)。書きながら考えたまとまりない文章(添付写真)ですが、よろしければご一読ください。

狭山湖畔霊園管理休憩棟を訪れた際に書いた建物の感想

ふるまいに沿った意識にまで寄り添ってくれるような素晴らしい建築でした。

本来は建築を支える立場を果たせば十分な構造が、構造であることを超えて、私の立つその場・その振る舞いまでを支えようとしている。これは従来の独立した建築の構造美を追求するものとは違う、新しい構造への視座を示している。少なくとも私が担当していたLotus beauty salonやギャラリー桜の木ではなかった構造へのアプローチだ。

狭山湖畔霊園管理休憩棟の写真