買い物ついでに立ち寄りたくなるサロン
三重県鈴鹿市の大規模ショッピングモール内の美容院の内装デザインです。三重県四日市市、桑名市で大型路面店を2店舗経営されてきたオーナーにとっては、初めてのテナント出店でした。様々な世代の客層が多数訪れる大規模ショッピングモール内のテナントとして、日常の買い物のついでにサロンを利用していただける新しい客層をターゲットされていました。
惹きこみ拡がるドレープ天井
そこで、大規模なショッピングモールのエントランスに面する立地の優位性を生かして、お客様の目線を店内奥まで惹きこみ、さらにその先にはリースライン(平面)を越えて伸び広がって見える天井空間を目指しました。
テナントの内装では避けられない構造柱を活かすように、その柱スパンを増幅させた造作柱を立て、構造柱の軸より斜めに振った構成としています。そして両壁面の三角柱の上部に鏡を貼ることにより、お客様の斜めからの視線に対して何十m先までも天井が伸びつづいて見える仕掛けです。
蛍光灯だけでサロンに必要な照度を確保
この視線が交錯する天井の柱間には、半透明の樹脂シートがドレープカーテンのように3枚ヒダになって掛け渡されています。サロンではお客様の髪を多方向から照射する照明設備が最も重要であり、その費用が嵩みます。しかし、本サロンではこのドレープ上の天井に低価格な円形型蛍光灯を50灯配置することで、光をドレープが吸収拡散して、全方向から偏りなくサロンに必要な照度を確保することができました。
float beauty salonの建築概要・写真
所在地 | 三重県鈴鹿市 |
用途 | 美容院+ネイルサロン |
床面積 | 187.14㎡ |
工期 | 2009年10月3日〜26日 |
総工費 | 2400万円 |
資料ダウンロード(住宅作品集)
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