2つの要望を解くデザインとは

このテナントビルが位置する高田馬場駅は、JR山手線を始めとした3路線が交差し、周囲に有名大学が集積する賑いのあるスポットです。依頼をいただいた不動産開発業者さまからは、主に以下2つのご要望がありました。

  • 投資家さまの⾧期安定した収益不動産の実現を叶えられる、街を活性化できる拠点にしたい。
  • 周囲に大学が集積している特長的な立地の高田馬場で、学生ニーズを活かせる場所にしたい。

そこで、私たちは学生街として賑わいのある高田馬場において、テナントは店舗・オフィスだけでなく、予備校の誘致しやすいビルが最適であると見極め、計画検討を始めました。

法令条件を整理しデザインに活かす

当該物件が位置する早稲田通りには、敷地内に都市計画道路があるため、結果として周囲のビルの多くが手前の低層階と背後の中高層階と分断されたかのように全く異なるファサードで建ち並んでいます。

しかし、当該物件への予備校の誘致のためには低層と中高層の一体化したファサードデザインが必要と考え、建設発生土を再利用した関東ローム煉瓦を新しく開発製造して、煉瓦積みのファサードを実現しました。夜には煉瓦の温かみのある豊かな表情がライトアップされ、早稲田通りの景観をリードするような印象的なテナントビルになりました。

投資家に選ばれるデザイン

そして、竣工前にはすでに2階~9階に語学の予備校、1階に飲食店、10階にオフィスの入居が決まりました。未利用な建設発生土の循環利用から生まれた環境ファサードが、収益物件に最大容積確保以外の投資価値「ESG投資」を生む指標にもなる先例になりました。

LOAM/高田馬場の建築概要・写真

所在地東京都新宿区高田馬場1-25-29
用途店舗
敷地面積123.53㎡
建築面積99.51㎡
延床面積735.20㎡
最高高さ32.0m
階数地上10階
構造鉄骨造
お客様HP株式会社トラスト・ファイブ