EDO Brick(エド・ブリック)は、
東京近郊の未利用資源である建設発生土としての関東ロームを循環利用した煉瓦です。

01 蘇生

アップサイクルが暮らしに根付いていた、江戸の循環型社会のスタイルをヒントに名付けられた「エド・ブリック」。廃棄されている建設発生土の社会課題解決を目指して、建設のサステナビリティ向上に貢献していくための環境素材です。

02 素性

関東ロームは、粘性が低いためこれまで煉瓦やタイルなどの原料としては向かないとされてきました。一方で関東ロームは、多孔質な団粒構造を形成している特徴があります。つまり、断熱性・蓄熱性が高く、吸放湿特性があったのです。私たちは関東ロームの素性を生かした新たな素材開発を進めました。

03 組成

土の多孔質な表情を引き出す試みは、関東ロームと三河土を配合し成形した煉瓦を、関東ロームの泥にドブ漬けし、焼成することで実現しました。大地のおおらかな表情を持つ「エドブリック」。建築物の外観やインテリア等、多様なシーンでの使用を想定し、焼成方法(還元と酸化)の違いによって、2つの色調をご用意しました。

EDO brick 還元タイプ


種類  :化粧用れんがa種
サイズ :L210㎜×D100㎜×H60㎜
重量  :約140㎏/㎡
吸水率 :6.9%<規格値10%以下
圧縮強度:76.1N/mm2>規格値30N/mm2以上

施工例


三浦海岸マンションリノベーション

EDO brick 酸化タイプ


種類  :化粧用れんがa種
サイズ :L210㎜×D100㎜×H60㎜
重量  :約140㎏/㎡
吸水率 :6.8%<規格値10%以下
圧縮強度:61.9N/mm2>規格値30N/mm2以上

施工例


高田馬場ビル

資源循環のためのしくみをつくる

私たちクリエイティブリソースは、地域で眠っている資源や、
都市で棄てられている資源に価値を見出し、環境素材の開発に取り組んでいます。
世界各国で環境資源の持続可能性を実現する方法が模索されている中、資源循環のしくみをつくり、
環境と調和した建築づくりをサポートすること。
私たちの取り組んでいる「クリエイティブ・リソース」というソーシャルビジネスが、建設のサステナビリティを実現します。

クリエイティブ・リソース事業の詳細は、こちらのカタログでご覧いただけます。